皆さんこんにちは。お子様の乳歯の生え変わりの時期についてのご質問をいただくことがありました。
本日は乳歯が抜けるタイミングや、抜けそうになってグラグラしている時の対応についてご説明させていただきます。
①乳歯は何歳から抜け始めるの?
歯の交換時期は個人差があるものの、5〜6歳から12〜13歳ごろにかけて行われます。
まず6歳前後に上下の前歯が抜け始めます。また、1番後ろの乳歯の隣から永久歯(第一大臼歯)もはじめに生えてくる頃です。この永久歯は6歳ころに生えてくることから6歳臼歯とも呼ばれています。そこから順に乳歯から永久歯へとその他の乳歯も生え変わります。12〜13歳頃に6歳臼歯の後ろに第二大臼歯が生えてきて大人の歯が生え揃います。
下の表をご参考ください。
あくまでこの表は目安ですので、この表と年齢や、順番がずれていても異常ではありませんのでご安心ください。
②歯がグラグラしてきたらどうすればいい?
乳歯が揺れてきたということは後ろから大人の歯が生える準備ができたというサインなので基本的には自然に抜けるのを待っていただいて問題ありません。
また、歯がグラグラしていて気になる、食事がしにくいなどの訴えがお子様からあればまずはご相談ください。しっかりと診査し、抜く適切なタイミングであると判断できた場合は抜歯をさせていただきます。
またお子様の意思を尊重することも重要です。生え変わりが始まる6歳ともなれば、自分で鏡を見ながら先生と一緒に考えることもできます。「抜くのは気がすすまないけど、裏から生えてきた歯がきれいに生えてこなくなったら困るな。」「今は食べにくいけど、抜いて美味しいものが食べれたらいいな。」など自ら考え、本人が納得したうえで抜歯をして新たな歯がきれいに並ぶ様子を見ることができたら、大きな自信になり、自分で歯や口を守ろうという気持ちが育つきっかけになるでしょう。
③大人の歯並びに影響はあるの?
乳歯の後ろから大人の歯が生えてきたというご相談をよくお受けします。前歯は徐々に大人の歯が乳歯を押し出し、正しい位置に動いてくる場合が多いです。顎の成長と共にゆっくりと動いて理想的な歯並びになっていくお子様がほとんどです。しかし、なかには顎の発育やお口の状態によって歯並びが悪くなってしまうと予想されるお子様もいらっしゃいます。
また、虫歯や外傷によって早期に乳歯が抜けてしまった場合や、乳歯が抜けずに残ってしまっている場合は永久歯が正しい位置に生えてこない場合がございます。
検診時にそのような異常がないか歯科医師によるチェックをさせていただいております。また、矯正専門医による無料相談まもご案内させていただいておりますのでお子様の歯並びに関してご不安な点、疑問点あれば何でもお話ください。