歯周病は全身疾患と関係ありますか?
よくある質問
歯周病は全身疾患と関係ありますか?
歯周病は糖尿病、心筋梗塞、心内膜炎、脳梗塞、早産及び低体重児出産、誤嚥性肺炎などに関連していると言われております。歯周病は生活習慣病と位置付けられており、全身の健康にも大きく関わることがわかっています。そして歯周病リスクは誰もが持ち合わせているため、歯科医院で定期的な予防治療を受けて歯周病を予防しましょう。
歯が揺れているのですが、揺れない頃のようにもどりますか?
歯周病で歯が揺れてしまっているは場合はなかなか揺れない状態にまで持っていくのは難しいです。 なぜかというと、歯が揺れているということは歯を支えている骨がなくなっている証拠になります。なくなった骨はもとに戻るということは基本的にありません。 ただ、歯周組織再生療法が行える状態であれば、骨をある程度再生させ、揺れにくくすることもできるかと思います。 虫歯が進行しすぎて、根に膿が溜まって、歯が揺れてしまっている場合は、歯の根の治療をすれば骨が元通り戻ってきますので、揺れがおさまります。
歯磨きで治りますか?
人によっては、病状がかなり進んでいても、歯磨きを励行することで治る場合もあります。 歯肉炎の場合で2~3週間、軽い歯周病の場合でも2~3ヶ月歯磨きを励行すれば治りますが、これは歯石を取りのぞくことが前提となります。 歯石は歯磨きでは取れないからです。
歯周病は完治しますか?
歯周病が完全に治る(完治させる)のは難しいことですが、症状が出たり悪化したりしないようにコントロールすることはできます。 歯周病になってしまった場合の最善策は、しっかりとコントロールしながら上手く付き合っていくことと言えるでしょう。
歯周ポケットとテレビのCMなどでよく聞きますが、一体何ですか?
歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの境目にある、溝(ポケット)になります。 実は歯と歯ぐきはくっついているわけではなく、強固に密着しているのです。 歯周病になるとその密着がだんだん弱くなってきたり、剥がれてきたり、してきます。 そうすると歯周ポケットが深くなってきます。 ですので、歯周病のチェックは歯周ポケットの深さを測定することで、 歯周病なのかそうでないのかを判断する材料とするのです(もちろん歯周ポケットだけで決まるわけではありません)。 ちなみに健康な歯茎だと、歯周ポケットは3mm以内です。4mmを超えると歯周病の疑いが出てきます。
タバコはやめたほうが良いですか?
歯周病の事を考えるとやめた方が良いでしょう。またインプラントを検討されてる方も同様です。理由としましてはタバコの煙に含まれる一酸化炭素は組織への酸素供給を妨げますし、ニコチンは体を守る免疫の機能を狂わせますので、病気に対する抵抗力が落ちたりアレルギーが出やすくなります。更に傷を治そうと組織を作ってくれる細胞の働きまで抑えてしまうので、手術後も治りにくくなります。