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皆さんこんにちは
今回も前回のコラムに引き続き治療した後に注意することについてご説明させていただきます
今回は
①仮封(仮の蓋)について
②被せ物や詰め物をつけた後のしみる症状
③根管治療(歯の根の治療)後、虫歯治療後の痛み
についてお話しさせていただきます
①仮封(仮の蓋)について
詰め物の型取りをして次回詰め物をセットするまでの間、その歯に仮の蓋をして過ごしていただきます
被せ物の型取りをした場合も仮歯を装着する場合があります
また根の治療をした際も治療している部分に仮の蓋をしてその日の治療が終了します
今回は詰め物を型取りした場合と根の治療の際の仮蓋の2種類についてお話しさせていただきます
仮歯に関しては別のコラムで改めて詳しくご解説致します
1.型取りをした後の仮蓋について
詰め物の型取りをした場合、デュラシールという仮蓋をします
こちらは神経がある歯に対して使うことが多く、歯が水でしみたり、削った場所がプラークで汚染されるのを防ぐために用いられます
次回の時に外してできた詰め物をつけるために接着力が比較的弱いのが特徴です
ガムやキャラメルなどの粘着性が高いものをそこで噛むと外れてしまう可能性がありますのでご注意ください
また、フロスを通した場合も外れやすくなるので次回詰め物が入るまでの期間はフロスをお控えください
もし外れてしまってしみてしまう場合や舌に歯が当たる場合はすぐに対応いたしますのでご連絡ください
また麻酔をした場合噛み合わせの高さがわからなくなることがあります
麻酔が切れたあと高さが気になる場合も調整いたしますのでいつでもご相談ください
2.根の治療の仮蓋について
根の治療をした際にはキャビトンという仮蓋をします
こちらは根の治療をした後に、根の中に唾液やプラークなど細菌感染の原因となるものを根の中に侵入させないためのものです
根の治療中はキャビトンで蓋をしているため歯の土台が薄く、力に弱い状態です
その場所で硬いものを咬むと根にひびが入ったり歯が折れるリスクが生じますので食事の際はご注意ください
またキャビトンは水分を吸収して硬化し安定します
硬化するまで治療後約3時間の間は特にご注意ください
表面が部分的に削れることがありますが、完全に外れていない場合は細菌侵入のリスクは低く問題ありませんのでご安心ください
もし完全に外れているか、部分的に残っているか判断が難しい場合はいつでもご連絡ください
②被せ物や詰め物をつけた後のしみる症状
被せ物や詰め物をつけた後数日間、長い場合は数ヵ月その場所が冷たい水でしみることがございます
こちらは治療した部分の虫歯が深く神経に詰め物が近い場合や、神経の感覚が鋭くなっていることが考えられます
多くは1週間ほどでしみる症状は減少していきますのでご安心ください
しみる症状が長く続く場合も歯に問題がない場合は経過を観察させていただき適切な対応をおとりします
何もしなくてもその歯が痛い(自発痛といいます)症状がある場合はお早めにご連絡ください
神経の炎症が強く、痛みが出ている可能性がございます
③根管治療(歯の根の治療)後、虫歯治療後の痛み
根の治療をした後や虫歯の治療をした後に痛みが生じる場合がございます
こちらは炎症や感染がある場所を治療したことによる生体の防御反応が起こることによるものです
状態が悪化していたり、虫歯が除去しきれていないというものではないのでご安心ください
また、痛みが生じることが予想される場合には事前に痛み止めを処方させていただきます
お薬のアレルギー等を確認し適切な処方をさせていただきます
今回は歯科治療時の注意事項をお話しさせていただきましたが、その他治療に関する疑問点、不安点はいつでもご相談ください
皆様が安心して治療を受けられるよう丁寧な説明を心がけております
